すい臓がんのこと知っていますか?【Hi-PEACEプロジェクト】

2023.07.19

  

 

すい臓癌は日本人の癌による死因の第4位であり、みぞおちの痛み、背中の痛み、体重減少、黄疸、糖尿病の急な悪化などの症状で始まりますが、初期には無症状のことが多く、早期発見が難しく、発見された時点で8割が進行癌で手術が不可能だと言われています。
診断された時点での進行度に応じて、手術・化学療法(抗癌剤)などを行っていきますが、早期の段階で見つかれば見つかるほど予後も良くなってきます。

当院では、すい臓の専門医によるすい臓に関する疾患や症状を診察する外来があり、以下のようなすい臓疾患に対して診療を行っています。
・すい炎:すい臓の炎症を引き起こす疾患です。急性すい炎や慢性すい炎などがあります。
・すい腫瘍:すい癌や内分泌腫瘍があります。
・すい嚢胞性疾患:単純性すい嚢胞、すい管内乳頭状粘液性腫瘍、その他の嚢胞腫瘍等があり経過観察でよいものから手術が必要なものまであります。

その他、すい臓に関するお悩みがある方も当外来でご相談ください。

特にすい臓癌は近年増加傾向にありますが根治手術の望める早期の段階での発見が難しい疾患です。
当院は広島県の早期すい臓癌診断プロジェクト(Hi-PEACE)に中核病院として参加しています。
すい臓癌の危険因子を有する方はその個数によって検診を勧めています。
画像検査で膵のう胞や膵管狭窄、膵管拡張、腫瘤等の所見が認められた場合には、CT、MRI(MRCP)等で精査やフォローが必要で、さらに精査や治療を要する場合には高次医療施設に紹介いたします。

下記より広島県のすい臓がん「Hi-PEACE(ハイ・ピース)プロジェクト」のポスター、ページにリンクしていますので、ぜひご覧ください。

ポスター

リーフレット

すい臓がん「Hi-PEACEプロジェクト」始動!!