X線TV(テレビ)装置を更新しました。

2021.01.28

X線TV装置は、体の中を透視し検査するための装置です。
バリウムなどの造影剤を飲み込んで行う胃透視検査、大腸の中に造影剤を入れて検査する注腸検査などで使用します。
そのほか、骨折した骨を元の位置に戻す整復術、リハビリによる患者様の嚥下(飲み込み)の状態を観察する検査などでも使用します。

この度、当院は一般社団法人日本損害保険協会様からの補助金(2020年度交通災害等救急医療機器整備事業)により 「キャノンメディカル社製 ZEXIRA™ FPD1717」に整備更新をしました。

〇特徴
・リアルタイム画像処理技術と低線量検査のため、従来より照射線量を約65 %低減。
・ラウンドシェイプ天板により消化管検査における体位変換のし易さと、ERCP(内視鏡を使って胆管・ 膵管を造影する  検査)のような長時間の検査による苦痛の軽減。
・天板が床上最低48cmまで下降でき、車椅子やストレッチャからの移動の際、患者様の負担を大幅に軽減。
・天板左右のフレームを細くすることによって被検者左右方向の透視可能範囲が従来装置より10cm広くなり、上腕のシャン  ト造影検査やミエログラフィ検査など、被検者の姿勢が天板中心から大きく外れるような検査でも、天板の左右の広さをフ  ルに利用することができ検査がよりしやすくなります。