入院患者様に行事食(お月見)を提供しました。

2021.09.24

お月見は、秋の美しい月を観賞しながら、秋の収穫に感謝をする行事と言われています。

古来から月を愛でる風習は日本にもありましたが、十五夜のお月見が広まったのは「平安時代」と言われています。
貞観年間(859~877年)に中国から日本へ伝わり、貴族の間に広がっていきました。
当時の貴族たちは、月を眺めながらお酒を飲んだり、船の上で詩歌や管弦を楽しんでいました。

庶民の間にまで十五夜の風習が広まったのは、江戸時代に入ってから。
しかし、平安時代の貴族とは異なり、収穫祭や初穂祭の意味合いが強く、
無事に稲を収穫できた喜びを分かち合い、感謝する日とされ、その風習のまま今に至るそうです。※諸説あり

当院では、入院患者様に「お月見食」を提供し、
いつもと一味違う季節を感じる料理で患者様にも喜んでいただけました。
今後も、入院患者様が少しでも季節の移り変わりを感じられるよう、工夫を凝らした行事食を提供していきます。

〇献立
 ・ご飯
 ・魚の塩麴焼き
 ・お月見あんかけ(くちなしで黄に色づけした芋団子を月に見立て、うさぎ型の人参を添えています。)
 ・スパゲティサラダ
 ・果物