入院患者様に行事食(お花見)を提供しました

2022.04.09

お花見の起源は諸説ありますが、昔の農民は、お米を作る田んぼに「田の神様」がいると考えており、田の神様は、冬の間は山へ行き、春になると、農民たちが住んでいる村へ帰ってくると考えられていました。
そして、春になって桜が咲くと、農民たちは「田の神様が帰ってきた」と、桜の木のまわりに集まり、田の神様におもてなしをしたことが、お花見のはじまりと言われています。
現在のお花見とは違って、「お米がたくさんできますように」という「お祈り」のようなものだったようです。
また、桜の咲き具合によって、その年にお米がどのくらいできるのかを占ったり、「悪いことが起きないように」と「厄除け(やくよけ)」をしていたともいわれています。

当院では、入院患者様に「お花見」にちなんだ食事を提供し、
いつもと一味違う季節を感じる料理で患者様にも喜んでいただけました。
今後も、入院患者様が少しでも季節の移り変わりを感じられるよう、工夫を凝らした行事食を提供していきます。

献立
ふきごはん、鮭の菜種蒸し、筍と海老の天婦羅、春の汁椀、桜ゼリー