『赤十字防災セミナー』を開催しました

2017.11.01

 平成29年10月31日(火)に、院内研修会として『赤十字防災セミナー』を開催しました。
 日本赤十字社広島県支部 事業課職員を講師として招き、「災害エスノグラフィー」についての講話やグループワークを行いました。
 エスノグラフィーとは「民俗誌」という元々の意味があり、災害を体験した方の残した記録から、様々な情報を読み取り、防災・減災に繋げるというものです。
 例えば災害対応、水、避難所、生活再建など、いろいろな項目ごとに災害という文化を再構築し、災害現場に居合わせた方たちの視点から災害現場をもう一度描き直し、最後には、その場に居合わせなかった人々が、災害とはどういう文化なのか、何が起きるのか、それを追体験、共有化できるかたちに個々の体験を組み立てて翻訳していく、というものです。
 30年以内に南海トラフ大地震が起こる確率が70%と推測される中で、今回のようなセミナーを積極的に受講することで、いざという時に備えることが大事だということを再認識しました。

 

 日本赤十字社広島県支部では、ご依頼いただければ、今回の「災害エスノグラフィー」以外の災害に関わるセミナーも行っています。興味のある方・詳細を知りたい方は、直接下記へお問い合わせください。
■問い合わせ先:日本赤十字社広島県支部 事業課 082-545-5111)
日本赤十字社広島県支部ホームページ